日本国外で多要素認証する場合、携帯電話回線の違いなどにより、注意事項があります。
出国前に必ずよく読んで準備してください。
携帯電話を使って電話音声・ショートメッセージ(SMS)で認証している方で、国外での音声通話やショートメッセージの受信ができない場合、国内から携行するパソコンにOTPソフトウェアを事前に設定しておくことで、多要素認証できます。
準備作業
データローミング(国際ローミング)サービスを使って、電話音声・ショートメッセージ(SMS)・アプリ通知で多要素認証すると費用が発生する場合がありますので、ご注意ください。
多要素認証にスマートフォンを利用している方
既定の認証設定に応じて対応してください。
既定の認証設定がMicrosoft Authenticatorのアプリの確認コードの場合
携帯電話回線、無線LAN(Wi-Fi)が無くても利用できます。
アプリの確認コードは、事前に必要な対応はありません。
既定の認証設定がMicrosoft Authenticatorのアプリ通知の場合
無線LAN(Wi-Fi)環境があれば、アプリの通知を受信できます。
無線LAN(Wi-Fi)環境が無いときは、多要素認証の画面で「別の方法でサインインする」をクリックし、Microsoft Authenticatorに表示されるコードを入力し、認証してください。
既定の認証設定が電話音声・ショートメッセージ(SMS)の場合
認証方法追加マニュアルを参照して、Microsoft Authenticatorを設定してください。
多要素認証にセキュリティトークン・OTPソフトウェアを利用している方
事前に必要な対応は特にありません。
多要素認証に携帯電話を利用している方
以下より対応可能な方法を選択してください。
方法1 ご自身の携帯電話でデータローミング(国際ローミング)サービスを利用する
事前に必要な作業はありません。
お使いのデバイスをそのまま携行してください。
ただし、電話音声・ショートメッセージ(SMS)に費用が発生する場合があります。
方法2 現地で利用可能な携帯電話・SIMカードをレンタルする
レンタルする携帯電話・SIMカードの電話番号を出国前に「代替の認証用電話」として事前に登録してください。
現地で多要素認証する際には多要素認証画面で[別の方法でサインインする]をクリックし[<代替の認証用電話番号>に電話をかける]を選択して、認証してください。
「代替の認証用電話」は音声通話での認証しかできません。
多要素認証に使用する場合は音声通話ができるものを用意してください。
方法3 日本から携行するパソコンにOTPソフトウェアを設定する。
出国前に携行するパソコンにOTPソフトウェアを設定してください。
【Windows】初期設定(WinAuth)をする
【macOS】初期設定(OTP Manager)をする
方法4 セキュリティトークンを利用する
出国前にセキュリティトークンを購入し、利用申請をしてください。